初試斬で二刀両断。

念願叶い、ついに日本刀で物を斬ってしまった五島です。
惜しむらくは、初太刀が畳の皮一枚残ってしまったことですが~;
畳を半畳くるくる巻いた、細長い物体を斬りました。

↓は当日三度目の試斬です。
少しは慣れてきましたが、まだまだ・・・(間合がわからず悩むの図;)


初試斬は、二太刀目で右袈裟に成功。
「ああ、自分にも斬れる剣が得られたのだな~」

先輩や先生方からの拍手に感無量でありました。
斬れた瞬間はおそらく、剣道三段に合格したときと同じくらい感動していたと思います。

初斬りのとき、「間合いが遠すぎ」という指摘が何度かあり
実際に斬るときは稽古上の想像よりも「すごく近い」ということが意外であり、何より苦戦したところです。
私のような初めて斬る初心者は、上段に構えた近間から、物体に物打がしっかり当たるように斬ります。
今回、使用した真剣はおそらく1300g以上はあるであろう、結構な重量でしたが
これくらい重くないと、切り下ろしに力が踏ん張れず、しっかり刃筋が通せないであろうとも感じました。

個人的な感想では、杖道形や剣道と同じ感覚の間合い(一足一刀)で斬るのは遠すぎて
切っ先に当たって畳がバラけるだけみたいです。→掃除が大変で嫌がられる;
つばぜり合いでも始めるような近間でないと、物はきれいに斬れない感じです。

一足一刀から斬るには、かなり近間まで踏み込み、しっかり床直前まで刀を斬りおろさないと
遠間で切っ先だけが当たるか、刃が途中で止まってしまいます。

うまく刃筋を通しても、ある程度の力も必要です。
(自分は斬った直後は、かなり踏ん張りました。)
水平斬りや切りあげの場合は、刃筋を外すと物体を叩きつけて、遠くへふっ飛ばしてしまいます;

これまで、形の出来はそれほどでもない、と思ってあまり観察していなかった(失礼)ある先輩が
試斬では迷いなく、きれいな斬り口でバサバサ斬っていくのを見てからというもの・・・
その先輩に対する視線が、畏敬と憧憬に激変しました;>申し訳ない;

逆に、聞いた話では、居合の高段位な先生でも、斬ることができない・・・という方も存在する
・・・という不思議な現実が、居合道にはあります。
抜刀術の流派は斬る専門なので別として、居合は形稽古のみで、物は斬らない流派がほとんどのようですので
年に何度も試斬をするのは、戸山流ならではの特徴らしいです。

先生は当然として、先輩の中にも、形は素晴らしいし試斬も得意、という方もおられました。
先輩方の試斬は、斬るときの姿勢から、個々の癖や性格のようなものが見られて面白かったです。
先生の迫力と勢いある、かつ正確な試斬のお手本をもっと見たかったのですが、一回しか斬ってくれず・・・;

戸山流に所属する以上は、今後も斬る機会があると思われますが
逆袈裟や水平、切りあげが、いかに高難度かを身をもって(畳をもって?)思い知る良い経験となりました。

試斬には、準備や資材、お借りした真剣のメンテ等、手間とコストがかかります。
先生方、先輩方のおかげで、貴重な体験ができました。感謝いたしますとともに今後も精進いたします。

「身の程をわきまえよ。」(某 黒騎士談)

6月は居合強化月間です。(謎)

しかし、やればやるほど実感するが、我ながら居合はセンスがない!>がっくし・・・;
まあ、好きでやってることだから、うまく抜き刺しできなくても、落ち込みすぎないようにしている。

↓良い子はやらない納刀。
逆手納

どうしても、鞘(鯉口)と切っ先が合わないの図(^^;)
納刀時は手元を見れないので、感覚を鍛えるしかない。

ちなみに、この納刀法は戸山流(基本居合)には、一切出てこない「逆手納刀」です。
これは全日本剣道連盟(いつもの全剣連)制定居合(長い;)の三本目「受け流し」での納刀です。
全剣連居合の基になってる「無双直伝英信流」と「夢想神伝流」でも当然出てきますが。

逆手納刀が好きな私は独学でやってますが・・・この通り、うまくいきませんので要修行。

苦手形 その壱
↓どう考えてもズレました胸突き。
胸突き

まず、半身から抜刀するので、余計に刀から鞘が抜け(引け)ない。>難
そして突く時、突いた後ともに、体幹力で踏ん張らないと
刀の重みと足の移動にひっぱられて、身体も横に流れやすい。

そもそも片手抜きで真横を突くので、切っ先はぶれやすく、突きにも力が伝わりにくい。
全身全霊で突くのであって、小手先で突いてはいけない。
(その程度の突きで、相手は貫けない。)要修行であります。

苦手形 その弐
↓日和見添え手突き。
添え目?
お見せしたくない形ワースト1位が、この添え手突き。

そんなに自分は突きばかり苦手だったんか~・・・と、今さら気がついてみたりする。
これも体勢を崩さないのが困難な技で、しかも胸突き同様、初動で抜くときが一番難しい。
何せ、抜き終わりの刀を手の平で回転させて、切っ先を相手に向けてから突かないといけないのです。
(そのまま、片手で突いた方が安全で早いような??)
失敗すると、まず手先を斬りますので、真剣でやるのは怖い形ですね;(先輩方を尊敬。)

・・・というわけで本来、斬りかかる相手に目付けしていなければ危険なところ
すっかり自分の刀を見てしまっております・・・>滅殺!
あと、なんか前傾姿勢になっているような・・・・?
前方への突きにおいても、移動中の重心は真ん中推奨と思われます。

以上、やってはいけないシリーズでした。

お迎えが大事。

早朝。
自分の居合刀がハバキから自然分解し、刀身も鍔もすっぽ抜けてバラバラになる。
・・・という、とんでもない悪夢を見て飛び起きる;
道場で先生に叱られる夢などは時折見るが、こんなにヤバイ夢は久しぶりである。

私はいつも現実的な夢を見る上に、たまに予知夢も見るので、これは何の凶兆かと恐れおののく。
単に寝る前、『平家物語』を読んだ影響だろうか??(「祟り」や「怨霊」の話が、いっぱい出てくるから。)

前日は、ジムで真面目に1H筋トレ&5kmRUNをやったので、かなりの疲労感もあり
これは稽古行かない方がいいのだろうか・・・と悩んだものの
結局、稽古依存症なので、気合いと根性で道場へと向かうのだった。

稽古場では、いつもの先生、いつもの先輩、いつものご苦言;をいただき・・・
課題でお腹いっぱいの、平穏なひとときであった。

納刀では、どうしても柄を握る右手を意識してしまうが、そうではなく、鞘を握った左手を意識して
刀の切っ先を鞘の鯉口がお迎えする気持ちで行うべし、との教えを受ける。
つまり、刀身は鞘のエサなのか。刀が入るのが鯉口だけに・・・なるほど。>微笑

しかし、そうは思っても、なかなかスムーズに鯉(鞘)にご飯(刀)を持っていくことができない。
こんなに必死にエサやってるのに、どうもお口に合わない!>泣

相変わらず納刀の苦労が絶えないが、ここでまた新たな難題・・・
形を大きく見せるために体幹力を総動員して、できるだけ大きい動き
足も大股で斬らなければならない、という問題に直面する。

さらに、大股になるほど、左足のかかとは浮いてしまいがちだが
剣道では定石だったこの足遣いが、居合では減点となるようだ。

居合の斬り方は、重心こそ主に中心だが、左足かかとは、しっかり地面について踏ん張るものらしい。
これにはまだ懐疑的で、杖の太刀遣いでも左足かかとが地面につくのは
「居着き」として嫌われる姿勢であるから、今後の研究課題である。

床に完全に「かかとを着く」のではなく、「紙一枚分浮かせる」の間違いではないかと
先生にも再三確認したが、先生は斬ったとき、地面に完全に足を食いつかせている、とのこと。

確かに、相手を真っ向から斬り下ろすには、その足の踏ん張りが正しいとは思える。
しかし、仕留め損ねた相手が反撃してきたとき、地に着いた足ではすぐ動けないのではないか・・・。
いや、戸山流が「一撃必殺」の抜刀を信条とするならば、それは考えなくてよいことなのか。
・・・などなど、ひたすら妄想癖に陥る五島であった。

しかし、この左足の遣い方は、私が諸先生や書籍から受けてきた、長年の教えとは反するところがあり
まだ納得しがたいので、研究の余地がある。
それより以前から、私は左足かかとに若干不安があり、この踏ん張りを大股でやると
アキレス腱に負担がかかるので、正直なところあまりやりたくはない、という理由もある。

何にせよ居合の道は、まだ入口を歩き始めたばかりなのだから、慌てることはない。
いろんな先輩、先生方の動きを拝見しつつ、あるべき姿をじっくり考えていこうと思う。

居愛な道・・・

居合強化月間・・・というわけではないですが、戸山流稽古に3週連続参加の予定であります。


↓つい無意味に加工してしまった・・・(時間の無駄;)
黒抜きごとー。


今回は、道場に来るなり先輩のHさんから抜き打ち的な一言。

「九月に昇段審査受けるんだよね?」

・・・いきなりプレッシャーの巻;

以後、先輩から教えを受けながら形を一通り抜いていたものの、明らかに物静かな視線を感じて振り返る。

「・・・なんでしょうか?(汗)」

「そのまま続けて下さい。いや、振りが速いね。」

このようなわけで、T先生は私の素振りの速さだけは、毎回よく褒めてくれる。
これぞ剣道で鍛えた素振り力・・・が、それしか取り得がないのか~!?と思うと、嬉しくも悲しくもある。
単純だがその影響で、家での素振り本数が増え気味だったりもする・・・・・・

T先生の場合、居合形は緩急が大事だが、本来は速く抜き差しするもの・・・という持論があるためか
細かい所作はともかくとして、振りや体勢といった基礎能力に関しては、とても評価してくれる。

私は最近、本やDVDを参考に、全剣連の居合道形も独学で稽古しているのだが
自由稽古の時間に、五本目「袈裟切り」をやったとき、運悪く鞘が上下逆のまま
納刀しているミスを、先生に目撃されてしまっていた・・・

T先生からは「五島さん、納刀うまくなったね。」
・・・と言われることを、希望しているのだが、それは、まだまだ程遠い道のようだ。

私は小さいので、技を大きくみせるために、もうちょっと足幅を開いた方がいい、との助言をいただく。
刀も身長なりに短いので、居合はひとり演武で、杖よりも動きが少ない分、さらに技の欠陥が目立ちやすい。
技を大きくみせる動きは、慣れもなく結構きついのだが、これから意識していかねばなるまい。

居合では、常に「鞘引き」(抜刀、納刀時に、鞘を後方にひく)を忘れないことも重要。
鞘引きを意識しないで、腕だけで抜き差ししようとすると
抜きつけでひっかかって鞘を削ってしまうし
腕のリーチがないので鯉口への納刀もうまくいかない。

上記のことは、私自身においては刀を持たない剣道だけをやっていても
また、鞘を持たない杖道だけをやっていても、実感としては、わからなかったことでした。
居合をはじめて、ようやく身をもって理解できたことであり
改めて、剣、杖、居合の三道を経験するところの意義を考えるところでもあります。

もう夏稽古。

連休明けの影響で、今週から来週にかけてハードな日々ですが
疲れていても、動かないと余計にストレスたまるので
深夜勤務あがりで仮眠の後、早朝の市民大清掃が終ってから、熟睡して・・・(逝)
夕方からはプールに行ったり、注文した夏稽古用の白道衣と
居合用の黒テトロン袴が届いて、喜んだりしておりました。

しかし、私がテトロン袴を着用するのは何年ぶりなのか?

剣道修行時代、いつも和装をカッコよく着こなしていて、あこがれていた先生から
「四段審査からは、綿袴じゃないとな~」
などといわれてから、テトロン袴=学生向け=初心者。 綿袴=先生向け=上級者
・・・という、負のイメージ(というか偏見)が、自分ににじみついてしまったのでした。

自分が学生の時にはなかったような、ジャージ道衣がいまだ着る気になれない、という点も含めて
私には、新しいもの好きな反面、考え方が古風なところもあるようです。
それは、昔からの教え、こだわりを捨てられない。
変化することへの「迷い」、心のとらわれがある、とも言えましょう。

今回、テトロン袴がいいな、と長年の縛りを解いたのは、居合の先生が着ている影響もありましたが
綿製より安価で速乾で軽くて動きやすく、夏は涼しい・・・という、実用的な利点を選択したことにあります。

演武や審査など、きっちりした場面では必ず綿袴で挑みたいですが
講習会や通常稽古では(特に動きが激しい古伝稽古では)
テトロンの方が適しているのではないか、と思う最近であります。

しかし、テトロン袴は摩擦に弱いので、綿袴より耐久性がない部分は覚悟しなければなりません。
まあ、万一、生地が破れても安いし、自分で補修すればいいので気になりませんが。
むしろ、そこまで熱い稽古ができるのか謎・・・。

そんな袴事情はともかくとして、ジャージ道衣だけは、今も変わらずどうしても受け入れられない自分です。
簡単に、見た目と気分の良し悪しもありますが(刺子であってもジャージはジャージなので。)
綿より汗を吸わないジャージ素材だと、稽古中、顔の汗を袖で拭いにくい気がするのと
なにぶん、ジャージ道衣特有の軽さや利便性に慣れてしまうと
綿道衣のとき、重く動きにくく感じてしまうのでは・・・という恐れがあるからです。
ならば、夏用の綿メッシュ道衣(これでも十分、軽いし涼しい)というものがあるし
夏場はそれにしよう。・・・という考えなのであります。

そんなこんなで、剣道修行時代から、いろんな綿メッシュ道衣を試してきましたが
特に高価なクールマックス(当時10000円位)は、確かに裏生地は涼しいものの
質が高級な分、生地も厚く・・・ありえないくらい重かったため
稽古中、あまりに体力消耗が激しく、もったいないながらも、すぐ手放したことをよく覚えています。
良い物が欲しくても、値段だけで選ぶのは間違いということで・・・。

学生時代、一番使っていたのは激安の9A晒(当時4000円位)という生地の道衣でした。
これが安くて、薄くて、吸水性抜群で、もう大活躍しすぎて三枚くらい持ってました。

それが、どれも酷使しすぎて;洗濯してもとれないくらい、背中や肩は胴紐のせいで真っ青。
襟元は汗と面の色落ちが混ざって真っ黒・・・で、防具をつけない今は、とても着れません。

今では考えられませんが、若い頃は他に道衣を持ってなくて
一年中、9A晒で稽古してた記憶があります。>爆

しかし、安価な9A晒は生地が薄すぎて刺子もないので
防具なしで打突稽古する杖道では、とても怖くて着れません。
よって、剣道か居合稽古での使用しかできませんかと・・・。

以上、白道衣愛好家の夏稽古ファッションについてでした。