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グル剣の秋修行。

グルメ剣士。
食欲と稽古の秋(さらに温泉)を満喫しております。
来月またまた講習会2回。(逝)
さらに審査もあり、予定もお腹もいっぱいです(^_^;)

↓お気に入りのカレー屋さん。
ドリスパのメニューです。なんといっても落としたコーヒー飲み放題なのが、カフェイン中毒の私にはたまりませんな。接客も気持ちがこもってて、とても良心的なお店です。(^_^)

ドリスパメニュー

↓そんなわけで再来店。
予約必須の週末限定「薬膳カレー」をいただきました!!
ルーが黒くてビビりましたが、竹炭を使っているそうです。身体を温める漢方食レシピに沿って作られた、やさしい味わいのカレーです。
中味はカボチャ、オクラ、梅干しに見えるミニトマト(^_^;)キクラゲ、松の実(?_?)など。
ご飯は十六穀米だそうです。

薬膳カレー

あとで気づきましたが、動物性原料不使用が売りの健康カレーなのに、空腹のあまり、トッピングにヒレカツを頼んだ私は本当にアホでした(^_^;)
それじゃ〜、わさわざ薬膳頼んだ意味ないし;;

「カツは別皿になりますが〜;;」って、店主さんもちょっと困惑してましたね(汗)反省してます(TOT)
しかも、私の想定よりでてきたカツが多かったのですね(~_~;)小さいのが3〜4切れの予想が、まあまあデカいのが5〜6切れでした。(でも完食……)
まあ、美味しかったからいいか。ここのカレーはどのメニューも秀逸なため、また行きます。

ところで来週、新調した居合刀が柄の巻き直しによる返品から、やっと返ってきます。
柄巻きをやり直したため、納期に数ヶ月かかってしまいました(汗)

最初に特注した居合刀は少し重いので、片手抜き打ちの太刀止めが、どうしても不安定になります。
この刀で長時間、反復稽古すると、また肘を破壊する怖れがあるため、今作はかなり軽くしてもらいました。

ひとまず完成して届いたが!!

目釘位置のズレがかなり気になり、クレームを入れました。安全性に不安が。(汗)
しかし、ズレ目釘以上に気になって、刀屋さんに巻き直しをお願いした理由は、目貫の布袋様のお顔が、片側だけ柄糸で潰されていたからです。

↓お顔が見えてる布袋様。
布袋様。表(右手)

これまで数振り居合刀作りましたが、目貫の顔は必ず巻の間に出ているのが当然の常識でした。目貫の頭や植物なら幹が、剣先(鍔)方向に向いていないと「逃げ目貫」と言われ、こだわる人には嫌われます。

今回はそれ以前の話で、片側のお顔はちゃんと見えるのに、片側が見えないとはなんたることか(^_^;)刀に宿る神様に無礼ではないか、と。納得できなかったわけです。
ベテランの柄巻師なら、こんな無配慮はしないはず、と思うのですが;;

↓お顔が隠れた布袋様。(泣)
布袋様裏(左手)

↓一点柄のズレ目釘。
本歌の証であって不良品に非ず。
縁ズレ。

ここまで目釘穴がズレた原因ですが、私が柄の細さにこだわるあまり、真剣同様に制作した柄にありました。
既製品である刀身と特注柄との目釘穴が合わなくなり、刀屋さんが自ら刀身の茎穴をつくったため、金具位置とズレたらしいです。
柄と刀身の工房が異なるために起きた悲劇でした(汗)
居合刀でここまで手間暇かけるのは、私だけかもしれませんが(ーー;)

要するに、私のひねくれ度のぶん、位置がズレたわけで、そういう事情ならば、と、外観より利便性を重視し、見た目は譲歩しました。刀屋さんが苦労した分、柄木の形状は完璧だったので、この柄を捨てて作り直しは考えられなかったです。
そこまで面倒なカスタムをやらせてしまった自分に罪を感じますが、そんな私のこだわりに刀屋さんは毎回、最期まで付き合ってくださいます。
日頃のお付き合いもあるとはいえ、採算合わないのに全くありがたいことです………。

目貫位置修正で巻き直しの際は、某有名古流の錬士と刀屋さんが確認し、この目釘ズレに関しては、強度的に問題ないそうなので、ここは信じます。

グル剣2と講習会。

地元グルメ店巡りをしながら、武道(ときどき武術)の稽古に励む、「グル剣」修行中の五島です。

↓最近の修行実績。
喰道楽 味平 店の名物「道楽丼」
道楽丼1

少食の私ですが、完食しました(^o^;)
1430円(←から、100円割引券を使いました。)
高いと感じるが、海なし県で毎朝市場直送の新鮮刺身と天ぷらを食べるなら、まあ妥当な価格なのかもしれない。(^_^;)

道楽丼2

脇役にもかかわらず、自家製っぽい漬物の塩加減がちょうどよく、やたら美味しい(TOT)
あと、丼のご飯に青のりと白ごまがかかっていて、上の刺身より、そちらに感動してました。(おい)
居合的に言えば、あまり見えない地味なところに技の深さを感じる?みたいな、何が言いたいかよくわかりませんな(+_+) 
味、店の雰囲気など、総合的には、普通の評価ながら
食材の鮮度に投資したということで、納得しておく。


それはそうと、終わりました。
初めての居合道伝達講習会が……。

濃厚な一日でした(ーー;)

帰ってから翌日までぐったり。
会社休みで助かった(ーー;)
いつものことながら、疲労感と修得感が半端ない。
一日で一週間分の稽古をした感覚になります。→倒

居合は人数もそこそこいるためか、全体が運営馴れしており、杖のように、だらだら夕方まで長引かせないところは流石と感心する。

時間に対して非常に柔軟で、早めの開始、切り上げに徹底してました。(コロナ対策もありますが。)
これは我らが居合道部長の、淡々とした性格もかなり影響しているとみた;
質問のメール連絡も大体2行とかだし。(心配!!)
几帳面かつ神経質な私はいつも不安だが、連絡事項の淡白さにも、そろそろ慣れないといかんな;;(爆)

そんなことより、講習会は講師がやたら熱い先生だったためか、ほとんど「居合道の在り方に対する演説」みたいになってましたな。解説じゃなく、演説です。(汗)
熱血教士の熱弁と、修行者による質問討論会みたいな(ーー;)とにかく熱かったです(^_^;)

私はセミナーや講習会のときは、前方のなるべく講師が見える位置に陣取るのですが、そのせいなのか新顔だからなのか、いきなり質問されたりして戸惑いましたが、結果的には褒められたりして、面白かったですね(^_^;)

実技時間は、身体がいつも以上に固くなって思うように抜けず、冷や汗を何度も拭うほど緊張してましたが、先生方からいろんなことを吸収させていただき、ありがたかったです。
少しでも出来ないことを出来るように、努力したいと思った次第です。
しばらくは、ひとつひとつの動作を確認しながら、教本通り丁寧にやること。自ら体勢を崩さないこと。刀を抜こうとせずに鞘で抜く、鞘引きを意識すること。
これだけでも数年かけたとして、果たしてどこまで出来るのか??

難しいけど、やるしかないです。
できるようになるまで、考えることです。

グル剣。

グルメ剣士 略してグル剣の五島です。

最近は、グル剣の大先輩hika教士の影響もあり(^_^;)出稽古のあとや稽古がない日は、食べ歩きと温泉が不動のパターン化しつつあります;

先月は、お菓子屋さんと飲食店を数軒、巡回してきたのですが、修行の成果を一部ご覧ください。(^o^)

●ドリスパのドライキーマ●

「ドリー厶スパイス」
駅前にありながら地味な佇まい故、全く気付かずにいた(ーー;)オリジナルスパイスによるカレー専門店。

まず簡単に申し上げると、ここのカレーは「ガチ美味!!」です。
よくよく調べたら、この味を知る人ぞ知る穴場。めちゃくちゃ評価高かったです。開店前に並んだり、予約しないと週末限定の薬膳カレーには、ありつけないらしい。(ーー;)

たまたま広告で見かけ、全然期待なしに入店したから、店員さんのありがたさが滲み出た、丁寧すぎるほどの温かな接客にまず驚く。(お客が珍しいほど潰れそうな店なのかと本気で思った。>汗)

穴場らしく、狭い店内。3席あるうち2席は先客がおり、やはり隠れ常連が多数いるものと思われます。

↓そしてテイクアウトしてきたドライキーマ。
ドリスパのドライキーマ

後味爽やかなのにしっかりコクのあるオリジナルスパイス。なんといっても、ほどよい米の硬さが絶品。美味すぎる!あっという間に完食しちゃうじゃないか(TдT)
まさに束の間な夢を味わいました(^o^;)

今回は、貴重な黒アワビ茸をトッピング。
滅多に味わえない、肉厚しっかりな高級茸。
しかし、コショウらしき味付けは濃すぎた。
若干薄味にして、素材の高級感を素で味わいたかった感じ。次回は、パクチーと揚げたてカツを食べたい。

初めて食べて、もう一度食べたい!と即答してしまうほどの美味しさ。しかもなんと、店内ではドリップコーヒーが無料で飲み放題!口直しにお菓子もあって自由に摘めます。そんな細やかな心遣いが本当に素晴らしい店。

もっと早く知りたかった(ノД`)

●ブレスのオリジナルギョーザセット●

夜はバーらしき店ですが、昼間だけ数種類のオリジナルギョーザをテイクアウトできる店。

↓自家製ギョーザ達。
ぎょぎょぎょ。

勢いでこんなに買ってきてしまった(ー▲ー;)>反省
味はノーマルからチーズやらいろいろ。郷土食材の辛旨ぼたんこしょう味と、しそ味が一番美味しかった。

ただ、皮がパリパリなギョーザが好きな私としては、ふやけた皮だけがイマイチだった。(TдT)
酒のおつまみには、かなりおすすめできます。
(飲み屋のメニューだから当然か。)

ちなみに私の好物ぼたんこしょうは、ドリスパのスパイスにも使われております。
(ぼたんこしょう。かなり好きなんですが、自分で調理すると数日、手指がヒリヒリするので、やむなく調理済みを食べております^^;)

●原豆腐店の豆腐ドーナツ&厚揚げ●

豆腐ドーナツと厚揚げ

健康的スイーツな豆腐ドーナツ。
食感は、おからをこねた感じ。

個体が小さく、甘みも必要最低限。
食べすぎを気にせずにすむ、ありがたきおやつ。
身体を気にしてる私みたいなやつにはウケるだろうが、普段、特大パフェなんか食べてる糖質過多な人には物足りないであろう、自然派スイーツの極み。

4個で250円。カロリーが低い分、個体が小さいと食べごたえがないため、倍の値段でいいから、もうちょい生地を厚くしてほしい。

実は、この店には豆腐ドーナツ目当てで来たはずが、脇にある厚揚げで玉砕された罠。

厚揚げは見た目よりヘルシーで、私のトレーニング食の友であり、主食のひとつである。

そんな、厚揚げばかり食べている私が、素直に美味いと思った、ただならぬ立派な厚揚げがこれです。

おそらく、世に安価で出ている厚揚げの大半は、食材の半分が紛い物だろうな、と感ずるほど、豆腐店の本格厚揚げは全く別物の味だった。
価格は若干高いが、2回に分けて食べてちょうど良いサイズ。しっかりした濃厚な豆味で大満足。
この威厳ある、大物厚揚げを食べてしまったら、量販店のペラペラ揚げは雑魚としか思えませぬ。

もし、豆腐屋にわざわざ行かずとも、手軽にスーパーでこれが買えたなら、安い厚揚げもどきより、高くても正真正銘の本物を、私は買うであろう。



それでは、また次回。
〜に続く?

一貫巻について。(修正)

↓一貫巻の柄。
(縁と頭付近だけが、通常の捻り巻。真ん中だけ平巻になってます。この柄にはついてませんが、大体は中央に目貫が出た状態で巻かれてます。)
一貫巻の柄

居合刀の柄巻のほとんどは、全部菱形の一番オーソドックスな諸捻りですが、このような中央平巻の柄を使用している方を、雑誌でときどき見かけます。

↓一貫巻 縁表!(この時代金具、かなり私好みっす(TдT)色味渋い龍。)
一貫巻縁表

手が小さい方に合う巻き方らしく、ならば私も握ってみたい(^▽^)という、好奇心から、また刀屋さんに無理をお願いして、一貫巻の真剣の柄だけ発送してもらいました(^_^;)

↓一貫巻 頭〜。
(シンプルながら、やはり時代物はいい!(^o^))
一貫巻頭

私と同じ小さな手をもつ刀屋さんから一貫巻について尋ねると「一貫巻、私は違和感感じるからいまいちでした。斬るとき柄を握る位置がズレてしまうので、どこを握っても同じホールド感がないと不安になります。」とのお答えでしたが、果たして私の手には合うのか?

私は人と同じより変わったものが好きだから、できたら一貫巻使いたいなあ〜。
珍しがられて羨望の的だ!!〜などと期待しつつ、いざ握ってみました。

↓一貫巻 差し裏〜。
(裏→帯刀した時、外から見えない側です。)
一貫巻差し裏

結果……第一感想「滑るっっ!!」
以上、一貫巻へのあこがれが粉砕した瞬間でした(^_^;)

確かに中央部分は巻が細くなるから握りやすいのですが、滑り止めにあたる菱がないため、しっかり握り込めないという。(~_~;)

形の途中で手の内かわるときは、ただでさえ、握り位置が不安定なのにこれは困る。

菱の部分が決まってるのだから、正しい握り位置を確認しやすいのでは、とも考えたが、柄の握り位置が安定しない人は、刀が指から抜けそうなので、この柄は全くおすすめできない。(~_~;)←要するに下手なだけだが。

刀の巻が、菱形で中央を捻って巻かれていることには、滑り止めとして重要な意味があったわけです。

宮本武蔵は、柄全体が平巻の「雁木巻き」という柄巻にしていたそうですが、下手くそが握ると巻きが緩むらしいです。柄は細くなりますが。ということは、一貫巻も達人向けの柄巻なんですかね(^_^;)

私の柄へのこだわりはかなり強く、握りに違和感があった場合は、真剣、居合刀問わず、刀屋さんに何度も作り直させる面倒な客です(TдT)

柄糸は木綿か正絹で、指定する業者のものしか使いません。慣れないものを使うと、手汗で握り心地が悪かったり、手の内が滑るからです(ーー;)
下緒についても同様です。
下緒は「礼法の命綱」ですから、これまた非常にこだわります。

理想の柄作製は思った以上に困難な作業で、仕様の設計図やサンプルの柄を用意しても、完全な再現は厳しいため、職人さんによっては断られることもありました。(泣)

それでも、業者で無理な部分は、器用な刀屋さんが自ら加工してくれたり、馴染みの職人さんになんとかお願いしたりして、私の希望にかなり近い柄を毎回つくっていただいております。

当初、オリジナル居合刀を作製したとき、小さい金具を選んだにも関わらず、出来上がった柄木のサイズが手に合わず、少し素振りしただけで、手に豆ができて使いものにならなかった、という苦い経験から、私の「究極の柄探し」は始まりました。

刀身は仕様をほぼ変えられませんが、鍔、鞘、柄といった外装にあたる拵えについては、手間と時間とお金をかければ、生涯納得がいくものを作れる可能性があります。

だから私は、金具と柄については、可能な限りこだわります。技術に自信がない分、少しでも自力が発揮できる道具に気を遣うわけです。

これについて、私の先生は、どんな武器でも自在に使いこなせないようでは偽者だし、他人の武器を奪って使うような戦場では生き残れない。という否定的な意見です。

でも、今は平和な時代で、居合も実戦的に理合がおかしくとも、教本通りにする方だけが評価されます。

これもよく先生から言われるのですが、「いくら制定形をやっていても、武術的な要素を忘れてはならない。教本ではおかしなことも、実際の理合をわかった上でやらなければならない。」

矛盾しているようですが、武術としては成り立たない部分を区分けした上で、普及形(武道的な形)をやりなさい、とのことです。

実戦的なことを何も知らずに制定形をやるのと、武術の実際を知った上で制定形をやるのとでは確かに雲泥の差があります。

高段位となるにつれ、見た目だけは教本通りにできるようになったならば、次は相手がどう動いても対処できる、技を利かせる、という点を学ぶために、古流を避けては通れないわけです。

だから、多々問題はあるにせよ、全剣連の古流排除の動きは、私にとって非常に遺憾な現実問題であります。

いつかは審査で、古流復活!を勧めてくれる先生が、上位に増えてきたらいいなあ、と願っています。

なんといっても、杖をはじめたときから私の願いは、剣杖居の武道、武術的共存なのだから。

そして自分になる。

例のごとくいきなりですが、今回は私の勝手気ままな芸術評論にお時間をいただけましたら幸いです。

↓知る人ぞ知れ。いわゆる「やが君」
我が君ならぬ、やが君。

「やがて君になる(やが君)」
私好みの哲学的な難しい感想を書き立てる読者が多数いて、評判も良かったため、夏休みに試しで読んでみました。(今思えば、周囲の盛り上がりを甘く見すぎた;)

すると、登場人物たちの心境を思い募るごとに、心中から悲鳴が〜。
「おわあぁああ、ぐわあぁああ、そうくるか、もぅ!!(半泣)」
読み進むうち、なぜもう少し早く、この作品と出逢えなかったのだろう!と、耐え難い悔しさがこみあげてきました。

私は何か気になり出すと、とことんつきつめてしまう性質のため、あまりに気に入ってしまったこの作品を、全巻2冊ずつ揃えました。(うわ〜)

用途は、自宅保管用と貸出し用です。

余裕ができたら、保存用にもう1セット全巻揃えてしまいかねない勢いです。(我ながら謎……)

この「やが君」。原作だけでなく、舞台やアニメも大変素晴らしく評価が高い秀作で、いつか必ずそれらも鑑賞する決意をしております。
展開や結末がわかっていながらも、スタッフさんの魂を削るような絶妙な演出により、何度も同じシーンで心揺さぶられ、きっと涙するからです。

それ故、各種イベントや生舞台に、もしかしたら行けたであろう、連載中の「やが君」と何故、出逢えなかったのだろうか!と、悔恨の極みに達しているのであります。

だが今、ここで出逢えた天運に、まず感謝しなければならない、と思い直すわけでもあります。

さて。私を含め、多くの方をひきつける、「やが君」の凄まじさとは何か。

作画表現が情緒的、かつ芸術的で美しい。

キャラクターの心理描写が深くて鋭い。

緻密なコマ割りから、作者と読者との作品を通じた会話が成立している。

内容については、もはや純文学。小説の世界。と評される方もおられ、私も同感であります。

行間ならぬコマ間を読ませる力。

物語や台詞を越えたその先へと、読者の心情を深く奥へとひきこませる、すごい漫画家さんなのであります。

時折、読者の想像力に委ねられるカバー絵、風景、登場人物の表情。

一枚画だけでも胸を打たれ、いつまでもその場面について考えさせられ、悩まされ、印象づけられるのです。

ジャンルとしては恋愛ものなのですが、(実際はそんな軽い単語では括りきれない、尊い話。)
作品の主軸は、一般的な恋愛ではないため(何のことかは一巻から、すぐわかりますが)人によっては受け付けない方もいらっしゃるかと思われます。

しかし、「やが君」の世界観はそんなくだらない枠組みを越えた、もっと先の、普遍的な人間心理にある。
〜と、わけのわからん主張をしてしまうほど、ある意味、私にとっては、忘れたつもりで封じ込めてきた感傷と、また向き合わねばならなかった……怖いけれども、これまでの自分を知る上で、とても大切な話でした。

読んでいて嬉しくも、辛い部分もあったが、とにかく生きてるうちに出逢えて良かった作品。

どうしても自分の過去とリンクしてしまうため、主人公二人はかなり愛おしいのだが、それに追いつくかどうか、というところまで、佐伯沙弥香という人物が気に入ってしまった。

彼女はとにかく頭がきれるし、自分の立場をわきまえていて、行動はいつも堂々としていて気高く、潔い。
自分の本心に気づいていながらも、大切な人に寄り添う信義の道を貫いた親友。
カッコよさだけなら、主役二人を完全に凌駕している。

「好き」とは、相手に対する信頼の言葉、という、沙弥香の答え。
「好き」とは何か、知ってしまった侑の「一人の頃より今の方が寂しいって不思議だ」という、つぶやき。
「私の弱さも全部知ってるのに、それでも隣を歩けると信じてくれる。だから私はここまで来れた。」
理想の自分と葛藤しながら、恐れてきた「好き」を選んだ燈子先輩。

「好き」とは現在を束縛する言葉にあらず。互いに変わっていきながらもなお、相手に対する不変の想い(信頼)である。

「やがて君になる」
まさに、タイトル通りの物語です。

やが君は、台詞がときに抽象的なので、場面によっては、果たして自分の解釈が正しいかすらわからないのだが、妄想癖のある私としては、そこが一番面白い。

また、自分と違う意見をもつ読者の感想を、読み解くだけでも、かなり刺激があり、勉強になる。
恋愛心理学の教材に採用してほしいぐらいの名作として、断じて疑わない。
できればこれからも末永く読み継がれてほしい作品だ。

いやはや、ここまで長話にお付き合いいただき、ありがとうございました。(寛大な方に感謝)

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五島 鎧影

Author:五島 鎧影
「義より上に道はあるなり。これを見付くる事 容易に成りがたし。」
(葉隠 聞書第一)

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