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削りまくり。>汗;

士道
01 /14 2019
はい、何が削れるかというと、兼元の鞘です。>抜き差し下手だから!(泣)

刃がない居合刀と違い、真剣で抜刀、納刀を繰り返すと・・・
余程上手な方であっても、鞘の・・・特に鯉口まわりは、徐々に削れて消耗してまいります。

徐々に・・・とはいえ、私の鞘消耗速度が速すぎなのは言わずもがな、ですが・・・>がーん。
そもそも兼元は私の背丈に合わない、長い刀身だからしょうがないところではあります。(上手い方は別。)

それでも兼元が気に入ってて、素振りだけに留まらず、形でもこの刀を振りたくなるとはいえ・・・
この調子で自主稽古してると、いつ鞘割れするかわからないため
稽古前後は、慎重に鞘の状態をチェックし、不慮の怪我だけはしないよう気をつけています。

たとえ、今の鞘が破損しても、本歌の鞘(既製品でない、一点物の鞘)が予備としてあります。
・・・が、これは納期数ヶ月待ちの上撰職人による作で、価格も通常の二倍以上(>◆<)という
もはや別格の鞘なので、正直なところ使いたくないわけです;

本歌の鞘は、内部に胴板が入っており、鞘割れしても手は安全なので
本来、こちらを稽古で使うべきところではありますが・・・いかんせん、もったいないです。(いわゆる家宝。)

実際に鞘割れしたときは、資金節約のため、諸先輩や先生方に教わって
自作修理(諸工作)を試みようかと思いますが、不器用な私にできるでしょうか・・・(?へ?)
まあ、そこもまた居合道の修行であり、楽しみ(?)ではないかとも思います。

<器用な先輩の一例>
自作変わり塗り

オーソドックスな黒鞘を、朱色と黒角笛?の変わり塗りにしてしまった、Tさんの居合刀。
さらには、刀身をグラインダーか何かで研ぎあげて、居合刀にも関わらず藁を斬ってしまったらしい・・・>恐るべし。
※居合刀に固い物をぶつけると刀身を激しく傷めるので、修理工作できない方は絶対、真似してはいけません。

真剣を抜くだけに真剣。

士道
12 /24 2018
先週末のこと。稽古場では初めて、最初から最後の形まで通しての
真剣稽古を経験させていただきました。

これまで、試斬専用刀の「義治」で何本か試しに形を抜いてみたことはありましたが
公式な稽古で始終通して・・・というのは、今回が初めてで、非常に緊張いたしました。

まず、刀剣調達において、池田美術さんとのご縁があり
古武道の世界に入る以前から、ずっとあこがれていた関の名工「兼元」の刀を
入手する機会に恵まれたことから、すべては始まりました。

↓「兼元」(現在は、鍔と鞘塗りが変わってます)ですが・・・許可を得たので、お店の写真を転載。
貴重刀剣 兼元

関の孫六と称される二代「兼元」は、国宝の刀だと1500万はするらしく・・・
室町から現代まで続く、後代の刀でも、大抵50万~200万以上はしています。
それも、兼元のような人気の銘刀は、鑑定書つきでも贋作が多いと聞いています。

今回、運命としかいいようのないタイミングで、そんな思い入れ深い、銘の入った
念願の御刀を、破格で入手することができました。

↓規格が違う今は、あまり価値もないようですが・・・(日刀保鑑定書)
日刀保鑑定書(旧式ですが・・・)

この兼元を譲り受ける決心をしたのは、古い規格で現在の価値は薄いとはいうものの
日本美術刀剣保存協会が発行している「貴重刀剣」の鑑定書がついていたからです。
上記協会のHPを見るところ、以前の持ち主様がこの鑑定書をいただくには、相当な時間とお金がかかってます;

念のため店主に頼んで、知人の研ぎ師でもある鑑定士にも、鑑定を依頼してもらいましたが
そちらでも間違いなく、江戸時代あたりの「兼元」であろう、と刀銘のお墨付きをいただきました。

↓本物?と思われる後代の銘。
本物らしき銘。

銘が切られた刀は偽者が多い、とのことですが、二件の鑑定で本物と言われたなら
それを認めて買ってもよいかと思い・・・何年後かに自分専用の注文打ちをつくろうと
貯めていたお金を工面し、少し無理をして購入いたしました。

予定外の出費でしたが、この機を逃すと、二度とこんな価格では購入できないと感じたので
頑張って入手して、本当によかったと感じています。

特筆すべきは、この兼元の刀身に対して、重さが1000g少し、という軽さ。
時代物の小さめの金具による、細身の柄の握りやすさ。全体的なバランスの良さです。

私の昭和刀「義治」の刀身は、兼元より3cm以上短いにもかかわらず、柄は若干太めで
重さも1100g以上あることを考えると、私にとって兼元がいかに握りやすく、扱いやすいか、ということになります。
ただ、自分の身長に対して、長めの刀を自在に抜き差しするには、それなりの技量を要します。

刀身が長くなるほど、抜き打ちがやりにくい。抜刀納刀で気を抜くと怪我しやすい。
鞘引きが下手だと納刀に苦労する・・・という留意点こそありますが
利点としては、刀身が長いと、形の技が大きく映えること。
鞘引きの良い修行となること、長さゆえに間の溜めがつくりやすい、など
むしろ、利点の方が多いように思われます。

居合の上級者になるほど長い刀を好んで使うのは、上記の理由もあります。
私の先生は、身長160cm程度ですが、二尺四寸以上を軽々と扱っています。

時代は浅いとはいえ(江戸としても400年以上前の刀ではありますが)
そんな豪華なつくりの御刀ですから、私はもともと鑑賞用として考えていました。

↓ヤバすぎる美しさの三本杉。
美しすぎる三本杉


しかし、刀身 二尺二寸九分という、普段の居合刀が二尺二寸使いの私には、長めの刀でありながらも
美しすぎる三本杉の刃紋を眺めているうち、どうしても稽古で使いたくなってしまったのでありました;
そして、素振りした結果・・・どうしても居合で実用したくなるほど、使いやすい御刀だったのです。

柄は、上撰の巻き鮫の正絹巻き。
鞘も既製の合わせでなく、本家の一点物としてつくられており
拵えだけでも、価格的には刀身同等かそれ以上の価値があります。

↓金具は江戸期の物?(その後、磨いて錆を落としたので、現在は色が違います。銅製のようです。)
頭側の柄。

超がつくほど神経質に抜いていたこともあり・・・
幸いにも、兼元での真剣初稽古は自傷することなく、無事終了いたしました。
最初は誰しもそんなところかもしれません。
怪我は慣れてきた頃、起こるもの・・・今後も身を引き締めて稽古します。

当たり前ですが・・・「本来居合は真剣で稽古すべき」と、形稽古で真剣を使ってみて、強く感じ入りました。
始めから「斬る」つもりで刀を振るう試斬のとき以上に、刃に神経をつかっていたのは、間違いありません;;
失敗したら斬れる(巻き藁ではなく、自分が)と思うと、緊張感がまったく違いますから・・・。

そこで・・・矛盾するようですが、この兼元をもっと自在に使いこなすために
重さ900g程度の刀身で二尺三寸の居合刀を、新たにオーダーしています。
最近、二尺二寸の刀が軽く感じられていたのと、納刀時の短さが気になっていたこともあり・・・。

この居合刀が出来上がってきたら、失敗の危険を恐れず
思う存分、抜刀、納刀と鞘引きの訓練ができます。
今から来年以降の稽古が楽しみです。

今日から二段。

士道
09 /09 2018
杖の合同稽古会の翌日、居合の昇段審査兼講習会
~という、ハードすぎな週がようやく終わりました(><)
気力、体力ともに、だいぶ使い込みました;;

本日、せっかく昇段したので、記念に審査で抜いた形をあげてみました。
今回は、形の前に礼法の所作からやっております。
刀礼や下緒の処理など、流派による違いを比べると面白いです。
今日、納刀方法について指導があり、少し納め方を変えたので、動きがぎこちないです;
あと、カメラの充電がピンチだったので、あまりにも早く抜きすぎです。ご了承ください・・・


一応、戸山流の納刀方法は横でも縦でもなく、斜めと言われています・・・刃が鞘に当たって難しい;;

合格はしたものの、二段は通過点に過ぎず
はじめから私の目標は、真剣使用での形と試斬が課せられる、五段以上を取得すること。
まだ奥居合さえ習っていないため、修行は始まったばかりです。

前週に、範士の審査用講習を受けておいたこともあり
毎度、緊張はしてしまうものの、今年の審査は
礼法から始まって八割以上、自分的にはうまく抜けました。

先生からも現時点で、形の方向性に間違いはない、と
ありがたいお言葉をいただきました。
これも、各先生方の熱心なご指導のおかげであります。

とにかく、教わっている先生に恥をかかせてはならない、との思いで
毎日10分程度ですが、審査当日まで、講習会での注意点を繰り返し稽古していました。
ただ、審査後の講習会では、また多くの課題に気がつかされ・・・
改めて基本の研究と練りなおしを考えております。

幸い、修行期間の長い全剣連の居合とは異なり
戸山流の場合、三段までは毎年(!)審査が受けられます。

来週は早速、試斬稽古ができるようなので、間合いと刃筋を意識して
少しでもきれいに斬れるよう、研究したい所存であります。

形と力について。

士道
06 /18 2018
最近、杖の稽古において、物理的な「力」を褒められることもあれば、難点と見られることもあります。

先生によって、また個々の技や形によっても、力というものは
基本的に技を凌駕はしない分、力量不足をどこかしら補う利点にはなるものです。

ただ、その「力」のみに頼りすぎて技術面の向上を怠る、ということでは欠点にもなり得ます。

私自身は、日々の地味なトレーニングで基礎代謝を上げ、純粋な物理力を身につけることを
どうしても否定はできないし、むしろ今後も奨励していくことでしょう。

なぜならば、どうしても小柄であったり、非力な者は
ある程度、フィジカル面を鍛えて自信をつけておかないと、一対一における恐怖心が拭えないからであります。

もともと基礎的な力があり、背も大きな方にはあまり実感できないかもしれませんが
たとえ持てる技能を駆使しても、自分より重い人を持ち上げたり、本気の打ちを受け流したりすることは
形の間は、大したことないフリをしてこなしていますが、実際は実に大変なことなのです。
単なる技能不足といわれれば、その通りなのですが・・・

技をかけられたとき、力の逃がし方を知らなければ
体格に関係なく、誰でも吹っ飛ばされたり、怪我をしてしまいます。

逆に、まったく力を使わずとも、技が利かせられれば、大きな相手を楽に放り投げることも可能です。
それが技術的な修練度によるわけですが・・・

それ以前に、自分より体格もスピードもある人たちに、木刀や杖で本気で打ちかかられるわけですから
我が身の保全と、事故的に不意討ちされたとき(汗)などの緊急対応においても
それに耐え凌ぐ程度の「力」というものは必要である、というのが私の持論であります。

しかし、「力」を鍛えておくことによる一番の利点は、メンタル面。
それなりの身体をつくっておくことで得られる「自信」によるところが大きいです。

無論、そんな力がなくとも、すべて技術で補うことができるような猛者であれば、こんな話は本末転倒です。
ところが、そんな歴代師範並の技量をもつ人など、一般レベルの武道家には、まず皆無でしょう。

確かに、形武道は「力より技」重視ですが、それが簡単にはできないからこそ
あらゆる総合的な力(物理力、機動力、瞬発力、精神力~等)で技能不足をフォローする必要があるし
それが、稽古時間に限りある一般人においては、現実的な修行方法ではないか・・・と私は思うのです。

むしろ、形において「力」は悪いものではなく、インパクトとしての使いどころを見極め
上手くコントロールすべきものであるかと。

そのような考えで、様々な条件から、技術でカバーできない場面での
力の使いどころ、というものを研究しております。

かなりミスってますが・・・恒例の室内抜き。

士道
06 /03 2018
何度か撮りなおしたものの、かなり納得できない抜きになっておりますが・・・
せっかく、買ったばかりのスマフォで撮ったから後悔・・・いや、公開。

それで、なんとなく設定変えてみたら、撮影画面が小さくなってしまいました;;
次は通常サイズで撮ります。>汗

何故かサッカー日本代表の格好ですが・・・気にしてはいけません。
背番号は当然ながら、私の体幹トレーニング&ストレッチヨガ、食事面において
多大な影響を与えている、長友佑都選手の5番です。

戸山流二本目


戸山流六本目


今回の形はへっぽこなミスが目立ちますので、また何度か稽古後、撮り直したいと思います・・・。

五島 鎧影

「義より上に道はあるなり。これを見付くる事 容易に成りがたし。」
(葉隠 聞書第一)