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初心に還る。

士道
12 /31 2016
年末に杖道入門者のお知らせがあり、久しぶりに初心者指導の機会を得ました。
普及のため、演武を引き受けた効果があったのは、喜ばしく
また自身も、改めて基本所作を見直し、慢性的な流れ稽古から解消される良い転機となります。

入門者は、剣道教室の子供とその親御さん・・・という組み合わせでしたが
年少者、未経験者の方を一から教えるのは、大変なエネルギーと予備知識と・・・
特に根気が必要ということを身をもって感じました。

普段、自分や先生が何でもなく、当たり前の風習(常識)として実践していることごとくが
未経験の方には説明しても思うようにできない、という厳しい現実に直面するからです。

今となっては思い出話ですが、自分も入門したての頃は
先生から一挙一動ごとに、事細かく注意指摘を受け、相応の努力研究をして
ようやく基本の入口に立ったような現在に至る・・・ということを顧みます。

何もわからぬ自分を、ここまで育ててくれた剣道や杖の先生方には、改めて感謝の思いです。

私も実力的には、とてもまだ指導などできる身分ではないのですが
稽古年数に従って「人に教える」ということは必須で
教えることでまた自分も教わることが多いものです。

この機に懐かしく手にとったのが、松井先生の『杖道 打太刀入門』でした。

安価で簡単に入手できますし、剣道兼杖道家には必ず読んでいただきたい名著です。
剣道、剣術、居合、古流杖、普及杖、それぞれの系統による太刀遣いの違いについて
斬り方、手の内、足構え等、わかりやすい考察と注意点が記されています。
初歩的なところから、やさしい表現で書かれており、有段者だけでなく、初心者にもおすすめです。

これまで三回ほど読み返しましたが、特に「神道流剣術」を経験してからは
目から鱗が吹っ飛ぶぐらい、この本の理解度が格段に変わりました。

さらに、居合を経験した今読み返すと、さらに読解度が別段に変わりました。>爆
今後「神道夢想流」の太刀を経験してから読めば、また印象が変わることでしょう。
噛みしめるほどに深く味わえる、スルメのような本ですね。

来年の目標は、とにかく居合の納刀を上達させること。
最近、特に注意されるので、斬るとき、打つとき、突くときに
腰が入り、攻め足がつかえるようになること。・・・といったところです。

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五島 鎧影

「義より上に道はあるなり。これを見付くる事 容易に成りがたし。」
(葉隠 聞書第一)