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巻かれるの巻。

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10 /15 2017
今回の稽古では、生涯初めて「鎖鎌」の分銅に太刀(木刀)を巻かれる・・・
という、貴重な体験をいたしました。

廣井先生、米野先生 両師範・・・と思われる鎖鎌の演武。
(偶然見つけましたが、今は亡き先生方の演武は貴重です・・・
目間ギリギリの攻めと、正確な技のキレと見切り、気迫がとんでもない;)

これまで、先生方の演武で何度か鎖鎌の形は拝見していましたが
実際、試しに一度自分の太刀を巻かれてみると・・・
竹刀による巻き上げや、杖による巻落(まきおとし)といった技を受けたときとはまた違う
なんとも不思議な違和感漂う、微妙な感覚でありました。

鎖鎌に太刀を巻かれた瞬間を、内なる声であらわすと・・・
「なんだこれ?よくわからんけど動けないし、なんかやばそう・・・」でしょうか??>爆

稽古用の鎖鎌には、切れない諸刃の鎌(材質不明)がついており
鎖の代用としての長い麻紐に、分銅がわりで丸めた布?(中身不明)が繋がっております。

先生のご指導では、太刀が正しい刃筋、角度で斬らないと
鎖鎌がちゃんと巻けない、とのこと。
今回は、上位の先生の稽古相手として、特別に一本目の所作だけを教わりましたが
改めて、稽古における太刀遣いの責任と錬度の重要性を感ずるのでした。

まだ杖を始めて数年に過ぎない私が、鎖鎌において先生の相手をしなければならないほど
日常的な稽古相手が不足している、という会の現状に悲観もいたしますが
できるときにできることをやっておかなければ、という思いを胸に
よりいっそう、稽古に励む一心であります。

以後の修行については、先生との相談にあたり、私自身の古伝稽古は「中段」で文字通り中断し(汗)
制定形の稽古をまずしっかりせよ、とのお達しを受けました。

私としても、これから数年かけて、じっくりと身体づくりをして
制定四段で「影」、五段以降で「五月雨」の古伝を伝授いただければ良いかな、と考えております。
唯一、先生の体調だけが懸念ではありますが・・・

古伝の中段では、制定杖の後半二本「乱合(らんあい)」と「乱留(みだれどめ)」における形の技術が応用できたので
初見で不慣れな序盤を乗り切れば、形そのものの流れは、かなり覚えが早かった気がします。
(長年稽古しない限り、上手くはできませんが;)

表~中段業を通して稽古すると、主に一直線上(正中線上)で動く形は、まあまあ得意だが
真ん中から横や後ろへ、頻繁に移動する形ではかなり苦戦する、という自分に気がつくのでした・・・。

また、古伝形を経験したことにより、制定杖には杖が屈んだ体勢になる形がひとつもない。
基本技である「体外打(たいはずしうち)」をつかう形も、また存在しない。
・・・こういった、腑に落ちない点も余計、気にかかってくるのでありました。

超個人的意見ですが、やはり基本に技があるわけですから
「体外打」が入る形を、制定杖道にも最低一本入れて欲しかった、と思います。
表の「鍔割」、「一礼」、「細道」などがそれにあたりますが、普及形として屈んだ姿勢がNGであれば
多少改変してでも、「細道」は何故採用しなかったのか・・・私には不思議でならないのです。

コメント

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鎖鎌 古流の神髄ですよねー
伝統的な技の継承をやってるというカッコ良さがあります。

自分的には、剣道 VS 鎖鎌 やってみたいです。
負けるでしょうね!

武道武術は皆同じ。

>hikaさん

どんな道であれ、達人であれば宮本武蔵のように
どんな武器や流派を相手にしても、互角以上に戦うことができるのでしょうが
一般的には、そういうわけにいきませんね;

鎖鎌も剣も杖も、理合としては何の違いもないはずですが
未熟なうちは、すべて別物として扱ってしまうので、上手くいかないものなのです。

五島 鎧影

「義より上に道はあるなり。これを見付くる事 容易に成りがたし。」
(葉隠 聞書第一)