FC2ブログ

いざ裁判所へ・・・

世の徒然
03 /04 2018
すでに終わったことなので公表できますが、去年から今年にかけて
裁判員制度の裁判員候補名簿に乗っかっていた私。

そしてある日、ついに裁判所からの呼出状が届き・・・
とある刑事事件における、裁判員候補の選任手続きのため
地方裁判所へ出所いたしました。
地裁

仕事は人員不足のため常に激務で、しかも私はベテラン社員の後任に選ばれたばかり。
新しい工程の教育中だったこともあり、とまどいましたが・・・
昔から司法と法学には興味があったので、公然と会社サボれるし日当と有給のW収入でウハウハだし
是非、やってみたいと思い、辞退はせず
上司に事情を説明して、もう、選任される気満々で最終選考に臨みました。>爆

さて、初めて来た裁判所でまず驚いたのは、裁判員候補の本人確認が
裁判員選任手続きの書類持参と、口頭のみだったことです。
免許証もマイナンバーも必要なく、他に用意するのは印鑑のみでした。

容易に、なりすまし可能です。
・・・というか、公判やってくれるなら誰でもいいよ、的な制度。>爆

裁判員候補者は名前も身分も明かされず、完全無作為に集められた
選挙権を有する老若男女が、当日指定された番号で呼ばれます。

全員で30名くらい集められ、今回の事件を担当する裁判長、裁判官、検事、弁護士が
そろって挨拶にきました。裁判長以外は全員20~30代くらいの若い方々で驚きました。
本物の裁判官や検事なんて滅多に会えないので、貴重な体験でした。

そのうち、諸事情で辞退を希望する人だけ
裁判長との個別面接があります。
その間、他の候補者は今回の事件に関する説明の後
簡単な質問表を書いてから、30分ほど待たされました。

表向きは、単に仕事が忙しいという事情では辞退できないらしいのですが
候補者は大勢いるので、大抵の辞退事由は認められるとの噂です・・・

自分は絶対に選ばれる!そう信じて、前日からずっとイメージトレーニングしていました。

職場で上司に裁判員の選任報告をする場面から、一週間の公判でご迷惑をかけた職場の皆さんに
お礼のお菓子を配布するシーンまで完璧に妄想・・・。

そして迎えた、緊張の瞬間・・・映し出された裁判員選定のモニターに
自分の番号はありませんでした。>苦

鮮明に思い出しました。
かつて、剣道の二段審査に二回落ちた、あの日の虚しさを・・・・・
「ない」とわかっていながら、何度も前後の数字を確認してしまう、あの時の悲しさ。やりきれなさ。
ない、ない、どこにもないぞ~??そんなバカな!自分の目がおかしいのか?いや、そんなはずは・・・・っ。

今回、私のとなりの方が補充裁判員(裁判員の補欠みたいな人)に選ばれていた上
私の番号のいくつか後から三名が連番で選ばれており、非常に悔しい気分でありました。

アンケート用紙にも記入しましたが、こういう制度なので仕方がないとはいえ
何度も書類を送り、わざわざ仕事を休んで裁判所まで来たにもかかわらず
やる気や人格、個々の心情など一切、考慮されず、単に低確率の抽選で決定される・・・という
いかにも、お役所ご都合主義的なシステムは、一般市民の負担に見合わない・・・と感じました。

・・・と、言いますのも、運良く?裁判員名簿に乗っかってから、送られてくる
裁判員選任までの説明冊子(結構なページ数)には、大体目を通さねばならず(私は全て読みました。)

その上で裁判所にも二回、「質問表」を記入後、決められた短期間に返送しなければなりませんでした。
何らかの理由で辞退を希望する場合は、できるかぎり証拠書類も用意しなければなりません。

「質問表」書いて送るだけ・・・とはいえ、書面の確認作業が面倒で
(手続きを怠れば処分されるので、かなり慎重になります・・・)
司法に興味がある私でさえ、忙しい仕事の合間に義務付けられる
これらの作業は、結構な苦痛でした。

これが、裁判などまったく興味なく、育児や介護中の人なら、どう思うでしょう??
呼出についても理由により免除はされますが、それまでの手続きが非常に面倒なのです。

それに、今のシステムでは仮に公正な判断ができない人であっても
虚偽の申請をすれば、抽選のみで裁判員に選ばれてしまいます。

他にやりたい人がいれば、書類を売り渡すことだって可能です。
写真で本人確認しないわけですから。>爆

人を裁く責任もあり、日当(税金です。)が出る以上は
ある程度のやる気や人格選定もしてほしい・・・というのが
私の意見です。

完全なる抽選ですが、はたして今後、私が再び裁判員名簿にのることはあるのでしょうか??
裁判員になれる確立は全国的には、11000人に1人だそうです。
(最高裁からのパンフレット参照)

コメント

非公開コメント

五島 鎧影

「義より上に道はあるなり。これを見付くる事 容易に成りがたし。」
(葉隠 聞書第一)